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歯の保存治療(穿孔)・・・長期保存は困難と思われたKさんの治療例

 昨日、一昨日と全道各地では雪が降る肌寒い天気でしたが、今日は午前中
お天気も良く平年並みの穏やかな1日となりそうですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか、なえぼ駅前歯科の大村です。

本日は平成8年当院に来院され、現在まで20年、手稲からメインテナンス
来院されているKさんのお話をさせていただきます。
初診時痛くて噛めないと訴えたKさんの左下奥の歯は、レントゲン所見から
髄床底穿孔(もともと神経があった空洞の底の歯質に穴があいてしまった
状態)が疑われ、正直予後は厳しいのではないかと考えました。

当時から20年経った現在、このような穿孔部の保存処置としてはMTAセメント
もしくはスーパーボンドが良い封鎖材料であることがわかってはいるのですが
(どちらも残念ながら保険診療で認められてはいません)、保険診療だからと
いうことで、穿孔=抜歯とされてしまうことが残念ながら少なくないというのが
日本の歯科医療の現状なのです。

初診から20年後のKさんの経過については、なえぼほのぼのブログhttp://naebohonobono.blog.fc2.com/blog-entry-91.htmlをご覧ください。

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