「むくみを取る飲み物ってどれだろう?即効性があって利尿作用の高いものも知りたい!」
むくみが出てしまったときは、少しでも早く解消したいですよね。
となると、むくみを取る飲み物はないか、即効性や利尿作用の高いものは何かなど気になるものです。
- むくみを取る飲み物はどれか?
- 即効性や利尿作用が高い飲み物は?
- むくみを予防するための効果的な水分補給の仕方は?
むくみを解消したいときは、これらのことについて知っておきたいのではないでしょうか。
今回の記事では、「むくみを取る飲み物」の中から特に即効性のある13種類をご紹介していきます。
また、利尿作用の高い飲み物や「水分を摂るときの注意点」もお話ししていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
実は、自分がむくんでいると気づいていない人が多く、肩こりなどの辛い症状はむくみが原因だった、なんてこともあるんです。
自分がむくんでいるかどうか確かめたい方は、こちらもチェックしてみてください!
むくみチェック:【医師監修】むくみの症状とは?チェック方法と病気との関連性を解説
- むくみを取る飲み物は、『トマトジュース』や『玉露』などカリウムが多く含む飲み物がおすすめ。
- 早くむくみを取りたいなら、こまめに飲んだり、1日1.5L以上の水を飲むとより効果的。
- 翌朝のむくみを減らしたい人は、寝る直前の水分補給はできる限り避けることが大切。
むくみを取る飲み物!即効性が高く利尿作用やデトックス効果のある13選
むくみを取る飲み物として即効性が高くおすすめなのは、こちらの13種類です。
【即効性のあるむくみを取る飲み物】
- トマトジュース
- ルイボスティー
- オレンジジュース
- レモン水などのクエン酸を多く含む飲み物
- 玉露
- はとむぎ茶
- 豆乳
- 黒豆茶
- ごぼう茶
- 杜仲茶
- ドクダミ茶
- コーヒー
- ウーロン茶
これらの飲み物は、利尿作用や老廃物を排出するデトックス効果が期待できるものもあります。
ただし、利尿作用のある飲み物は、飲み過ぎると冷えやむくみの原因になることもあるため注意が必要です。
そもそもむくみとは、皮膚の下の皮下組織に余分な水分が溜まっている状態を言います。
水分が溜まった状態では老廃物が運ばれず、放っておくと肩こりや疲労の原因となるのです。
むくみの原因は主に腎臓病などの病気の場合もありますが、それ以外には血流が滞ることで水分の流れが悪くなり、むくみを引き起こすことも原因となります。
ここでは、「むくみを取る飲み物の中から即効性のある13選」をご紹介していきます。
普段から飲む習慣をつけることで体質改善もできますが、飲みすぎると逆にむくみやすくなることもありますので、飲み過ぎには注意してください!
トマトジュース
トマトジュースには「カリウム」が多く含まれています。
カリウムはミネラルの一種で、むくみの原因となる過剰なナトリウムを排出してくれる働きがあるんです。
また、カリウムはナトリウムの過剰摂取による血圧上昇を抑制したり、体内の水分バランスの調整にも役立ったりします。
トマトジュースには、塩分が含まれていないタイプと塩分の入っていないタイプがあるので、むくみを取りたいときは塩分の入っていないタイプを選びましょう。
塩分を取りすぎると逆にむくみやすくなることもあります。
なので、塩分は食事から取るようにして、飲み物は控えることをおすすめします。
また、トマトにも糖質も含まれているため、トマトジュースの飲み過ぎには注意したいところです。
むくみ解消のためにトマトジュースを飲むなら、1日1杯〜2杯程度にとどめておくようにしましょう!
カリウムはむくみ解消に効果的ですので、食事からも摂取することをおすすめします。
参考:カリウムが豊富な食材は?
ルイボスティー
ルイボスティーにも、利尿作用を促すカリウムが含まれています。
さらに、ルチンという血行を促進してくれる成分も含まれているため、むくみに良いとされているんです。
また、ポリフェノールやマグネシウムを豊富に含んでいるため、抗酸化作用や血行促進などのうれしい働きもあります。
ルイボスティーは独特な香りや強いクセもないため、飲みやすさにおいてもおすすめです。
ルイボスティーはその栄養素から「奇跡のお茶」「不老長寿のお茶」と言われ、健康を意識する人たちの中で根強い人気があります。
また、ノンカフェインのため、妊婦さんや子どもだけでなく、美容や健康のために刺激物を抑えている人も安心して飲めますよ。
就寝前でも安心して摂取できる、むくみを取り除くにはおすすめの飲み物といえます。
オレンジジュース
オレンジジュースは、前述したトマトジュースと同じくカリウムが多く含まれています。
そのため、効率的にカリウムが摂取できるので、むくみに良い飲み物といえるでしょう。
ビタミンCがたっぷり含まれているのも、嬉しいポイントですね。
オレンジジュースは糖分を多く含むものが多いため、摂取する際は砂糖の含まれていないものを選ぶのがおすすめです。
というのも、砂糖は摂りすぎるとむくみの原因となりますし、カロリーの取り過ぎにもつながってしまいます。
ただし、オレンジ自体にも糖質が含まれているため、砂糖が入っていなくても飲みすぎは注意しましょう。
オレンジジュースを飲むなら「1日1杯〜2杯程度」が適量ですし、エネルギーに変えられる午前中に飲むことをおすすめします。
レモン水などのクエン酸を多く含む飲み物
レモン水などクエン酸を多く含む飲み物も、むくみに良いといえます。
というのも、クエン酸には水分代謝を促進してくれる効果があるからです。
水分代謝が悪いとむくみの原因となるため、むくみを取るには水分代謝を良くすることはとても重要であり、大切なことになります。
また、レモン水はお湯や炭酸などアレンジが効きますよね。
参考:【薬剤師が解説】「レモン水」のメリット&デメリットから作り方・アレンジ方法まで紹介♪
その他にも、目覚めの1杯としてレモン水を朝飲むと内蔵をデトックスしてくれますし、レモンの香りでリフレッシュ効果があるのもメリットです。
冷えが気になるときはお湯にレモンを絞ったり、サッパリしたいときは炭酸水にするなど体調や気分に合わせられます。
レモンの他、ライムやシークワーサーもクエン酸が多く含まれているのでバリエーションも豊富ですね。
レモンを絞るのが面倒な場合は、ボトルに入ったレモン汁でも代用可能です。
スーパーなどで手軽に入手できるため、好みのものを探してみると良いでしょう!
すっぱくて飲みにくい場合は、ハチミツを少量加えると飲みやすくなりますよ。
ただ、ハチミツは1歳未満のお子さんは飲めないので注意してください。
玉露
玉露にはカフェインが含まれているため、むくみを取る効果が期待できます。
というのも、カフェインには利尿作用があるため、体内に溜まった余分な水分を排出してくれるからなんですね。
さらに、玉露はカテキン、カリウム、マグネシウムも含まれているのでデトックスしたいときにもおすすめです。
とくに、玉露に豊富に含まれるカテキンは、抗酸化作用や整腸作用もあり、身体にうれしい飲み物といえるでしょう。
ただし、カフェインは摂りすぎると必要な水分まで排出してしまい、逆にむくみを強くすることもあります。
玉露はコーヒーよりもカフェインが多いため、敏感な人は夜眠れなくなる場合もあるので、飲むタイミングに注意してください。
玉露は「1日湯飲みに1杯程度」にとどめ、飲みすぎには注意しましょう!
はとむぎ茶
はとむぎ茶には「ヨクイニン」という成分が含まれていているので、むくみ対策の水分代謝だけでなく、肌質の改善にも一役買ってくれます。
体内の水分代謝がよくなると老廃物の排出がスムーズに行え、その結果、体の内側から改善されることでむくみも取れやすくなるんです。
ヨクイニンとは、雑穀でも知られるハトムギの皮を除いた種子の部分のこと。
ヨクイニンはカラダの内側から肌に働きかけ、肌の水分代謝を促進し、余分な老廃物の排出をスムーズにすることで肌への水分と栄養の循環を促し、衰えた肌のターンオーバーを正常に整えてくれます。
また、はとむぎ茶には「コイクセラノイド」というニキビや吹き出物に良いとされる成分も含まれています。
ハトムギ化粧水があるのも納得ですね。
その他、ビタミンや鉄など美肌づくりをサポートしてくれるうれしい成分も含まれています。
むくみを取りたいときだけでなく、肌荒れが気になるときにもおすすめの飲み物です!
豆乳
豆乳には、むくみの原因となる余分なナトリウムを尿として排出するカリウムが多く含まれています。
さらに、豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性のホルモンバランスの乱れによるむくみにもアプローチしてくれるんです。
そのため、生理前のむくみにも効果を発揮してくれる可能性があります。
なので、女性で生理前のむくみがつらい場合は、豆乳を意識的に摂取してみると良いかもしれません。
<女性特有のむくみ>
女性は男性より筋肉量が少ないため、心臓へ血液を送り出す働きが弱く、むくみやすいといわ れています。
また、妊娠や生理など、ホルモンの影響によってむくみやすくなります。生理前 は黄体ホルモンというホルモンの働きで余分な水分が体にたまりやすくなります。
ただし、調整豆乳には砂糖が多く含まれているので注意してください。
特にダイエット中の方は、飲み過ぎるとカロリーの取り過ぎになってしまいます。
むくみを取りたいのであれば、砂糖の入っていない無調整豆乳にすることがおすすめですが、無調整豆乳の豆腐独特の風味が苦手な人もいますよね。
そんな時は、調製豆乳でも飲み過ぎないように注意すれば大丈夫です。
また、できるだけ無調整豆乳を飲みたい場合は、牛乳の代わりとして料理やコーヒーなどに入れることをおすすめします。
黒豆茶
黒豆茶もカリウムがたっぷり含まれている飲み物です。
他にも、アントシアニン、ビタミンEといった成分が含まれていて、これらが体内の過剰なナトリウムを排出してくれます。
過剰なナトリウムはむくみの原因となるため、排出されることで改善につながっていくんですね。
また、アントシアニンは、目の細胞の血流にも働きかけてくれるので、疲れ目で悩んでいる方にもおすすめです!
黒豆茶はカフェインが含まれていないので、寝る前でも安心して飲めます。
ただし、他のお茶とブレンドされている商品では、カフェインが含まれている場合があるので成分表をよく確かめてください。
ごぼう茶
ごぼう茶は、イヌリンという利尿作用を高める成分が含まれています。
イヌリンにより、体内の余分な水分が排出されるため、むくみに良いとされているんです。
ただし、ごぼう茶には食物繊維も多く含まれているので、飲み過ぎるとおなかを下してしまうこともあります。
そのため、ごぼう茶の飲み過ぎには注意し、1日コップ3〜5杯ほどを摂取上限としましょう。
また、適量でもおなかを下してしまう場合は無理をせず飲むのを中止したほうが懸命ですので、他のむくみを取る飲み物に変更しましょう。
ごぼう茶もカフェインが含まれていないため、妊娠中や授乳中の方でも安心して飲めますよ!
杜仲茶
杜仲茶はむくみだけでなく、デトックスしたいときにもおすすめの飲み物です。
というのも、杜仲茶には「ピノレジノール・ジグルコシド」という有効成分が含まれているからです。
この成分には体内の不要な水分やナトリウムを排出する働きがあるため、むくみに良いとされています。
また、カリウムも多く含まれているため、デトックスしたい時にもおすすめですよ。
カリウムには、余分な水分だけでなく体内の老廃物や毒素も排出してくれる働きがあることも覚えておきたいところです!
ドクダミ茶
ドクダミ茶はむくみに良いだけでなく、高いデトックス効果を持っています。
さらに鉄分も含まれているため、貧血対策としてもおすすめのお茶なんです。
しかし、飲み過ぎるとおなかがゆるくなるというデメリットもあるため、飲み過ぎには注意してくださいね。
また、ドクダミ茶には子宮収縮作用があると指摘する声もあります。
そのため、授乳中や妊娠中の方は必ず医師に相談してから飲むようにしましょう!
どくだみ茶はノンカフェインなのでカフェインによる胎児への影響はありませんが、どくだみ茶には“子宮収縮”を促す働きがあることがわかっています。
飲み過ぎなければすぐに影響を受ける可能性は低いですが、 流産率の高い妊娠初期には控えた方が安全です。
コーヒー
コーヒーもむくみの解消を期待できる飲み物です。
というのも、コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があるからなんですね。
また、コーヒーにはこれまで何度も出てきたカリウムも含まれています。
ですが、コーヒーを飲み過ぎるとカフェインの過剰摂取になるため、注意したいところです。
厚生労働省のホームページにも、カフェインの摂取量について以下のように記載があります。
健康な成人は最大400 mg/日(コーヒーをマグカップ(237 ml入り)で約3杯)までとする。
カフェインの影響がより大きい妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は最大300 mg/日(マグカップで約2杯)までとする。
引用:厚生労働省
上記からもわかるように、コーヒーは1日3杯程度にし、カフェインの摂りすぎにならないよう注意しましょう!
1日のトータルで見ると、自分でも気づかないうちにコーヒー以外にもカフェインが含まれているお茶などを飲んでいることがあります。
さらにエナジードリンクなどを飲むと、カフェインの過剰摂取になるので気を付けてください。
ウーロン茶
ウーロン茶も前述したコーヒー同様、カフェインが多く含まれる飲み物(コーヒーの1/3程度)です。
その利尿作用により、むくみに良いとされています。
ですが、ウーロン茶もカフェインの過剰摂取にならないよう、飲みすぎには気をつけたいところですね。
ウーロン茶を日常的に飲む場合は、他の飲み物はノンカフェインのものにするなど工夫することをおすすめします。
また、ウーロン茶は脂分の多い食事をしたときに余計な脂肪を排出させる効果がありますが、強い吸収力の効果から喉を乾燥させてしまうこともあります。
ですので、喉を使用する前は控えることをおすすめします。
以上、むくみを取る飲み物の中から即効性の高いものをご紹介しました。
むくみに良いとされる飲み物は、カフェインやカリウムを含んでいる場合が多く、利尿作用によってむくみを防ぐのです。
しかし、カフェインだけでなく、カリウムの過剰摂取にも気をつけましょう。
というのも、カリウムは、腎臓に障害があるとうまく排出されず体内に蓄積してしまうからなんです。
そのため、腎疾患を持っている方や高齢者の方はとくに注意してください。
もし、カリウムを多く含む飲み物を摂取する場合は、医師に相談するようにしましょう!
腎臓が悪い方でむくむ方も、まずは医師の診察をうけてください。
参考:カリウムと腎臓病の関係とは?カリウム摂取に気を付けて健康を保とう!
むくみを取る飲み物で寝る前のおすすめは?翌朝のむくみを減らしたい
むくみを取る飲み物を摂取する時に気をつけなければならないのは、翌朝のむくみを減らしたいのであれば、寝る直前の水分補給は避けるべきです。
というのも、就寝中は腎臓の機能が低下するため、寝る直前に水分を撮ると処理しきれず、むくみが生じる可能性があるからです。
むくみやすい人の中には、特に起きたときの顔のむくみが気になる人が多いのではないでしょうか。
起床時に顔がむくみやすい人には、このような特徴があります。
【起床時に顔がむくみやすい人の特徴】
- お酒をよく飲む人
- 塩分が多い食べ物や飲み物を好む人
- 水分を多く取りすぎている人
- 運動不足で汗をあまりかかない人
- 生理前や生理中の人
とはいえ、寝る前にまったく水分を摂らないのも避けなければなりません。
なぜなら、寝ている間はコップ1杯程度の汗をかくため、水分不足は体に悪影響となり、まったく水分を摂らないと脱水を招く恐れがあるからです。
ですので寝る前に飲むのなら、「就寝30分前までにコップ1杯程度の水」を飲むのがおすすめします。
もし、就寝後にトイレに起きてしまうのが心配な場合は、寝る1時間前までに水分補給を済ませておくと良いでしょう。
その際、夏でも冷えた水は避けてください。
冷たい水は体を冷やして血流を悪くし、一気に飲むとむくみの原因になりかねないため、常温の水や白湯がより安心です。
また、起床後の体は汗をかいて水分が不足しているため、起きたらコップ1杯程度の水をのむようにするとより良いでしょう!
冷たいお水が苦手な方は、白湯がおすすめです。
むくみに大敵な飲み物3選!むくみたくないなら絶対避けて!
むくみを取る飲み物を摂取することも大切ですが、むくみに大敵な飲み物をあまり取らないことも重要です。
むくまないためには次のものを避けるようにしましょう。
【むくみに大敵な飲み物】
- 砂糖・人工甘味料を多く含む飲み物
- アルコール
- 牛乳・飲むヨーグルトなどの乳製品
むくみたくないのであれば、これらの飲み物は避けた方が良いでしょう。
というわけでここでは、『むくみに大敵な飲み物』についてそれぞれお話ししていきますので、ぜひ参考にしてみてください!
砂糖・人工甘味料を多く含む飲み物
むくみたくないなら、砂糖や人工甘味料を多く含む飲み物は避けるべきです。
まず、人間の身体には体内の塩分・糖分の濃度を一定に保とうとする働きがありますが、砂糖を多く摂りすぎると体内の塩分や糖分濃度のバランスが崩れてしまいます。
砂糖を摂り過ぎることで体内に水分を溜め込み、なんとかバランスを保とうとするので、むくんでしまうのです。
また、炭水化物も糖質となって体に吸収されるため、多量の摂取は控えることをおすすめします。
こういった身体の仕組み上、砂糖の摂りすぎはむくみの原因となりますので、多量摂取は避けましょう。
また、化学的に合成された人工甘味料は体の神経伝達物質に悪影響を及ぼすと考えられるため、腎臓機能の低下を招く恐れがあります。
そのため、人工甘味料を摂りすぎると腎臓がうまく機能しないことにより、尿量が減ってしまうんですね。
その結果、体内の過剰な水分が排出されにくくなり、むくみとなってしまうのです。
こういったことを考えると、むくみたくないなら糖質や人工甘味料を多く含む飲み物は避けるべきといえます。
ちなみに、以下が日本で使われている人工甘味料なので覚えておきましょう。
【日本で使われている人工甘味料】
- アスパルテーム
- スクラロース
- アセスルファムK
- サッカリン
- ネオテーム
なお、同じゼロキロカロリーの甘味料でも、ステビアとラカントは植物由来のものです。
こちらも合わせて覚えておくと良いでしょう!
アルコール
アルコールもむくみには大敵であり、むくみたくない前の日などに多量摂取は避けた方が良い飲み物です。
お酒を飲む方ならわかると思いますが、アルコールには強い利尿作用がありますよね。
アルコールには非常に強い利尿作用があり、水分が体の外に排出されやすくなります。
お酒を飲むとトイレに頻繁に行くようになり、飲酒後に喉が渇くのはそのためです。
特にビールにはアルコール・カリウム・水分の相乗効果による利尿作用で、1リットルの量のビールを飲むと、体からは1.1リットルの水分が失われると言われています。
そのため、摂取した量よりも多くの水分が尿として排出されるんです。
すると、体は大量に排出された分を補おうとして多くの水分を欲します。
さらにアルコールを処理するのにも水が必要なので、ついつい水分を過剰摂取してしまうことに繋がってしまうのです。
その結果、体内の水分が過剰となってむくみを発生させます。
また、アルコールと一緒に摂るおつまみは塩分が多く含まれていることが多いので、これもむくみに繋がる原因ですね。
ですので、むくみたくないのであれば、また、むくみたくない大事な予定がある前日はアルコールは避けるのがおすすめです。
とはいえ、どうしてもお付き合いでアルコールを飲む機会もありますよね。
そういったときは、以下のことに気をつけてみてください!
【むくみ防止のために飲酒時に気をつけること】
- アルコールは適量を守る
- アルコールと同量の水かお茶(できればノンカフェインのもの)を飲む
- おつまみは薄味のものを心がける
上記のことに注意するだけで、かなりむくみは防げますよ。
〆のラーメンは塩分の過剰摂取になりますし、〆のスイーツは糖分の取りすぎになりますので気を付けてくださいね。
牛乳・飲むヨーグルトなどの乳製品
牛乳や飲むヨーグルトなどの乳製品も、むくみたくないなら避けましょう。
というのも、乳製品に含まれる乳糖やカゼインは日本人にとって消化しにくい成分だからです。
牛乳に含まれる乳糖を分解できない「乳糖不耐症」に該当する人は、白人よりも東洋人に多いといわれています。
乳糖不耐症の方は牛乳中の糖質(=乳糖)を消化する酵素が少ないため、牛乳を飲むと下痢をします。引用:骨粗鬆症財団
このためうまく消化できず腸壁に老廃物として溜まり、腸をむくませることがあります。
その結果、腸の働きが鈍くなることで代謝が悪くなり、全身にむくみが発生する原因となるのです。
また、乳製品はカフェオレやカフェラテ、スイーツにも多く含まれていますが、乳製品と意識せずに口にしている人も少なくありません。
そのため、知らずに知らずのうちに乳製品の過剰摂取によりむくみが出ていることもあるのです。
むくみたくないなら、牛乳や飲むヨーグルトだけでなく、これらにも注意を払った方が良いでしょう。
特に、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人は、うまく消化できていない体質であると考えられます。
もし、むくみに心当たりがない場合は、乳製品を摂りすぎていないか見直してみるといいかもしれません。
また、乳製品でむくむのは嫌だけどカフェラテなどを飲みたい方は、牛乳を豆乳に代用するといいでしょう。
即効性あり!むくみを取る飲み物の摂取時にむくみ予防に効果的な水分補給の仕方
むくみを取る飲み物を飲む時に「むくみ予防に効果的な水分補給の仕方」には、次のことをおすすめします。
【むくみ予防に効果的な水分補給の仕方】
- 1日1.5L以上の水を飲む
- 一気に飲まずこまめに飲む
- 塩分・糖分の多い飲み物は避ける
- 極端に冷たい飲み物は避ける
これらのポイントを押さえて、むくみの予防に役立てたいところです。
というわけでここでは、『むくみを予防するための効果的な水分補給の仕方』についてお話ししていきます!
1日1.5L以上の水を飲む
むくみを予防するためには、1日1.5L以上の水を飲むようにしましょう。
というのも、水分不足になると体内の老廃物をうまく排出できず、むくみやすい状態になるからです。
ですが、水の飲み過ぎも体内の水分が過剰となり、むくみを発生させることがあります。
そのため、1日1.5L以上の摂取を心がけつつ、摂りすぎにも注意すべきです。
むくみ予防を考えるなら、水は多くても1日に2Lまでにとどめるようにしましょう。
ただし、日頃から運動量の多い方や体を使う仕事をしている方は、そうでない方よりも多くの水分を必要とします。
運動量が多い場合は、30分の運動に対して350ⅿⅼプラスして摂取しましょう。
また、1日で摂る水分量は飲み物からだけでなく、スープなど食べ物から1割程度摂取するのが望ましいとされています!
とはいえ、普段から水を飲み慣れていない人は、初めから1.5Lや2L飲むことはきついかもしれません。
ですので、まずは「1L以上は飲もう!」と心がけ、無理をせずに少しずつ量を増やしていくことをおすすめします。
人の体からは1日に2.5Lの水分失われてしまうので。「1日2.5Lの水分を補給しなければならないの?」と思う人もいるでしょう。しかし、1日摂取すべき水分量は1.3~1.5L程度でOKです。
というのも、飲料水以外の日常的な食事の中でも、1日に摂取すべき20~30%の水分は補給できます。
そのため、水分補給として1.3~1.5Lの水分を摂取すれば、1日に摂取すべき水分を補給できるのです。
一気に飲まずこまめに飲む
むくみを予防するには、一気に飲まずにこまめに水分補給することが大切です。
体が1度に吸収できる水分量は「200ⅿⅼ~250ml程度」であり、大量に一度に飲むと吸収できません。
一気に飲んだ水分は体に蓄えておけず、汗や尿として排出されてしまいます。
すると、老廃物を排出を助けるような働きができず、結果的にむくみやすい状態になってしまうんですね。
そのため一気に飲まずに一日の中でこまめに飲んだ方が、効率よく体内に水分を取り込めるんです。
ですので、むくみを予防するには大量の水を一気に飲まず、朝起きた時、午前中、午後、夕方などにわけ、こまめに水分補給するのが効果的と言えます。
1.5L程度の水分を6〜8回程度に分けるのが摂取の目安です。
もし、どのタイミングで水分補給をしたらいいかわからない場合は、以下を参考にしてみてください。
【水分補給のタイミング】
- 起床後
- 朝食前
- 朝食から1~2時間後
- 昼食前
- 昼食から1~2時間後
- 夕食前
- 入浴前後
- 就寝前
こちらはあくまでも一例なので、自分のライフスタイルに合わせて、水分補給しやすいタイミングを見つけてみましょう!
また、必要な水分量は年齢別でも変わってきますので、こちらの計算方法を参考にして、自分の最適な量を把握しておきましょう。
【年齢別にみた必要な水分量の計算方法】
計算式:体重kg×必要量ml=必要な水分量
(年齢別の水分必要量)
- 30歳未満:40ml
- 30歳~55歳:35ml
- 56歳以上:30ml
塩分・糖分の多い飲み物は避ける
むくみ予防を考えるなら、塩分や糖分の多い飲み物は避けた方が良いでしょう。
というのも、塩分も糖分も過剰に摂取すると体内の水分バランスが崩れるからです。
すると、前述したように体は正常な状態に戻そうとするので、水分を溜め込んで調整します。
その結果、体内の水分が過剰になり、むくみが発生してしまうんですね。
とくに、塩分は意識して気をつけておかないと、あっという間に過剰摂取になりがちなので注意しましょう。
味噌汁やスープの飲み過ぎだけでなく、ラーメンやうどんの汁を全部飲んでしまわないようにすることも大切です。
また、糖分の多いフルーツジュースや炭酸飲料なども、むくみを予防したいなら避けた方が懸命です!
極端に冷たい飲み物は避ける
極端に冷たい飲み物は避けることも、むくみ予防に効果的といえます。
冷たい飲み物を飲んで体が冷えると、血液の循環が悪くなってしまうのです。
その結果、体内に余分なものが溜まりやすい状態となり、むくみを発生させてしまいます。
それだけでなく、日頃から極端に冷たい飲み物をよく飲んでいると、慢性的な冷えになってしまうこともあるのです。
このように、極端に冷たい飲み物は体への負担が大きいんですね。
そのため、水分補給をするなら冷たい飲み物は避けて、常温か温かい飲み物にしましょう。
そういった飲み物であれば、体への負担も少なくゆっくり吸収されていくのでむくみにも効果的にアプローチしてくれます。
あわせて、ゆっくり飲むようにすると、腸にも負担がかからないのでよりおすすめです!
冷たいビールを一気に飲むなどは避けた方がいいですね。
まとめ
今回は、『むくみを取る飲み物』を中心にお話ししました。
即効性があるむくみを取る飲み物は次の13種です。
- トマトジュース
- ルイボスティー
- オレンジジュース
- レモン水などのクエン酸を多く含む飲み物
- 玉露
- はとむぎ茶
- 豆乳
- 黒豆茶
- ごぼう茶
- 杜仲茶
- ドクダミ茶
- コーヒー
- ウーロン茶
これらは、利尿作用やデトックス効果も期待できるため、むくみが気になるときに積極的に摂取したい飲み物です。
とはいえ、利尿作用が高い飲み物を摂取しすぎると冷えやむくみの原因になることもあるため、適量を心がけましょう。
また、翌朝のむくみを減らしたい場合、就寝前に飲むのであればコップ1杯程度の水や白湯がおすすめです。
というのも就寝中は腎機能も低下するため、飲み過ぎると余分な水分が体に溜まり、むくみを発生させる恐れがあるからです。
また、利尿作用の高い飲み物も安眠を妨げるため、水がベストと言えます。
さらに、今回はむくみの大敵となる飲み物として以下をご紹介しました。
【むくみの大敵となる飲み物】
- 砂糖・人工甘味料を多く含む飲み物
- アルコール
- 牛乳・飲むヨーグルトなどの乳製品
むくみが気になるときは、これらの飲み物はできる限り避けた方が無難です。
最後に、むくみを予防するための効果的な水分補給の仕方についても次の通りお話ししました。
- 1日1.5L以上の水を飲む
- 一気に飲まずこまめに飲む
- 塩分・糖分の多い飲み物は避ける
- 極端に冷たい飲み物は避ける
むくみが気になる時はこういったことに気をつけつつ、今回ご紹介した飲み物を摂取してみてくださいね!